シルバーアクセサリーのお手入れ方法
日頃の簡単なお手入れで、シルバーアクセサリーを美しく保ちましょう
シルバー(銀)アクセサリーは、買ったときは銀色だったのにいつのまにか黒ずんでしまって使えないと思っていませんか?ふだんのお手入れ方法が分かれば、きれいに使えてもっとシルバーアクセサリーのおしゃれを楽しめます。
- 銀の硫化(りゅうか)と傷と汚れ
- シルバーアクセサリーが変化して見える要因は大きく3つに分けられます。ひとつは大気中の硫化水素に反応して起こる「硫化(りゅうか)」現象。硫化は表面に硫化膜を作り、見た目が黒ずみます。ふたつめは「傷」。銀は柔らかい性質の金属で、日常のぶつけたりひっかけたりで傷がつき、徐々にくすみます。3つめは皮脂やホコリの「汚れ」です。細工や凹凸のあるデザインの隙間に付着します。
- シルバーの日常的なお手入れと使い方のコツ
- 「硫化」を防ぐには、よく使うこともおすすめです。放置すると光沢がなくなり硫化が進行して黒く変色します。アクセサリーをはずしたら、柔らかい布で汗や汚れをふき取ることで硫化を遅らせて輝きを長持ちさせます。「傷」を防ぐには、スポーツや力仕事の際は使わない、ダイヤモンドやチタンなど固いものとの接触を避ける等の予防が大切です。保管の際は、ジュエリーボックスや巾着への収納もおすすめです。「汚れ」は硫化と同じく、柔らかいきれいな布で拭けば大丈夫です。
- シルバー製品で注意しなければいけないこと
- 硫黄成分を含む温泉につけるとすぐに硫化するので、気を付けましょう。温泉の湯気がたちこめる場所では、アクセサリーをはずす方が安心です。他にも硫黄の入った入浴剤やパーマ液、一部の化粧品、塩素系漂白剤、輪ゴム、サランラップ等にシルバーアクセサリーが触れないように気を付けてください。汗がついたままの保管も硫化の原因になり衛生的にもよくありません。
- 少し時間があるときのお手入れ
- 日常的なくすみや微細な傷は、シルバー専用の磨き布でこするときれいになります。(アトリエトントンでは小さな磨き布を100円(税込)で販売中です。)汚れは、中性洗剤を入れたぬるま湯にシルバーアクセサリーをつけてブラシでお掃除すればきれいになります。排水口に流さないよう気を付けてください。とても細かい細工や宝石付アクセサリーは注意が必要なことがありますので、詳しくはお問合せください。
- 最初のきれいな輝きに戻すための特別なお手入れ
- アトリエトントンで作った手作りシルバーアクセサリーやお買い求めいただいた製品は無料で、超音波洗浄や磨き直し、薬品による洗浄サービスをいたします。硫化膜を完全になくし磨き直しをすると、驚くほど白く美しく輝きます。ご自宅でもお気軽に薬品洗浄できるシルバーアクセサリーケアキットは、1,000円(税込)で販売中です。
- 「硫化」と「傷」でシルバーの特徴を楽しむ
- 黒くなる硫化の性質をいかした技法に「いぶし銀」があります。独特の風合いが落ち着いた大人の雰囲気になります。立体的なデザインでへこんだ部分やスタンプを打った部分を黒くいぶし、出っ張った部分を白く磨いた、コントラストが美しいシルバーアクセサリーも人気です。新品ピカピカの鏡面仕上げに小キズが細かくつくと、まろやかなシルバーらしい柔らかい風合いが出てきます。不作為の乱雑な光の加減が、シルバーならではの魅力でもあります。
- いぶし加工のシルバーアクセサリーのお手入れ
- 硫化を利用していぶし加工をしたアクセサリーは、黒い部分を落とさないように注意しましょう。液体クリーナーの使用は避け、磨き布やウィノール等の金属磨きを使うほうが良いでしょう。指輪先では凹みの「いぶし」を落としてしまうかもしれないので、形状によっては平面での艶出しもおすすめです。液体クリーナーに漬けてしまうと「いぶし」がすべて落ちてしまうかもしれません。
銀は金属の特徴的にも価格的にも、気軽に使えるアクセサリーです。あまり細かいことは気にせず、たくさん使って、きれいにして、また使って、シルバーアクセサリーを楽しんでください。
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