トパーズ(TOPAZ)

トパーズ 鉱物名 : TOPAZ

黄色い透明石の代表のような宝石:トパーズ。古代ギリシア、ローマ、エジプトでジュエリーとして愛されてきた、歴史のある宝石です。 ところが、かつてトパーズと呼んだ宝石は、現在のペリドットのことだろうと考えられるようになりました。

黄金色に輝く宝石を代表するトパーズ。 なかでも、シェリー酒のような色の、インペリアル・トパーズが人気です。最近では黄色と青色が有名ですが、トパーズはカラフルな色彩の宝石。主な産地はブラジル、パキスタンなどで、鉱物としては日本でも産出するようです。

  • 誕生石 : 11月
  • 星座石 : いて座
  • 宝石言葉  : 友愛、友情、希望
  • 宝石の力  : 洞察力を高める、パートナーを見つける
トパーズのものがたり
明治時代、滋賀県の田ノ上山などでトパーズが産出しました。大きな結晶やきれいなブルー・トパーズも取れたため、人気が出て、海外に輸出されました。

トパーズの色と特徴

黄色やシェリーカラー、ブルーのほかにも、無色、淡い緑色があります。よく目にする鮮やかなブルー・トパーズは、一般的に放射線照射処理を施された場合が多いです。

インペリアル・トパーズ
インペリアル(皇帝)と名付けられた、レディッシュオレンジ(赤みの橙)のトパーズ。シェリーカラー(シェリー酒の色)が最上の色で、価値が上がります。 別鉱物の黄水晶(シトリン)を「トパーズ」や「ゴールデン・トパーズ」、「シトリン・トパーズ」と偽って呼ぶことに対抗して、インペリアル・トパーズの名前を付けたといわれます。23年目の結婚記念石。
ピンク・トパーズ
天然のピンクトパーズは稀です。市場で出回る宝石には、熱処理が施されている場合があります。
無処理のピンク・トパーズは高価で、イエローのインペリアル・トパーズに加熱処理をして、ピンクにすることさえあるそうです。 OHタイプのトパーズの呼び名に「インペリアル」を加えてもよくなったようで、今後は「インぺリアル・ピンク・トパーズ」と呼ばれるかもしれません。
レッド・トパーズ
珍しい赤色のトパーズ。高価な宝石に多いクロム着色によって、赤く輝きます。インペリアル・トパーズをいくら加熱処理しても、レッドにはならないようです。
ブルー・トパーズ
もっともポピュラーなトパーズ。市場で見かけるブルー・トパーズの多くは、処理が施されます。肉眼で色を頼りに、アクアマリンと見分けることは困難でしょう。 鮮やかなブルーのトパーズは、スイス・ブルーやロンドン・ブルーと呼ばれることもあります。結婚16年目記念宝石
ホワイト・トパーズ
無色(カラーレス)のトパーズ。ポルトガルの王冠にセットされていた1640キャラットの大きな宝石「ブラガナンザ」は、史上最大のダイヤモンドと信じられていましたが、実際にはトパーズでした。スレーブズ・ダイヤモンドという誤称でも呼ばれます

トパーズの名前の由来

ペリドットの産地 ゼベルゲット島
紅海に浮かぶゼベルゲット島は、かつてはトパゾス島と呼ばれたペリドットの産地です。人々が霧に包まれた宝の島を探したため、ギリシア語で「探し求める」を意味する「topazios(Topazos)」から、トパゾス島の名前になりました。
トパーズ?ペリドット?謎の名前
この島で産出する宝石は、トパゾス島の名前をとってトパーズと呼ばれました。でも、ペリドットの産地でとれた宝石がトパーズのはずがなく、昔はペリドットのことをトパーズと呼んでいたのだろうと考えられています。それではいったい、トパーズはどんな名前で産地はどこだったのでしょうか?
他にも…、 サンスクリット語で「火」を表す言葉「Tapas」が由来という説もあります。日本では、黄玉(おうぎょく)と呼ばれます。*和名では黄色単色の名前ですが、トパーズは黄色だけではありません。
シトリン・トパーズとは?
シトリン・トパーズと呼ばれる宝石は、通常はトパーズではなく、シトリン(黄水晶)を指します。その他にも、ゴールデン・トパーズや、トパーズクォーツなどの呼び方もあります。

トパーズの鉱物データ

トパーズはF(フッ素)タイプとOH(水酸基)タイプの2種類に分類されます。おもにブラジル産の黄色とピンク色がOHタイプ。

無色とブルー、ブラジル以外の黄色は、Fタイプに属します。

また、結晶の底辺に平行なクリベージをもつ割れやすい宝石です。

  • 化学組成 : Al2(F,OH)2SiO4
  • 結晶系 : 斜方晶系
  • 光学特徴 : DR 2軸性ポジティブ
  • 屈折率 : 1.619~1.627 *色(タイプ)により変動します。
  • 複屈折 : 0.008~0.010
  • 比重 : 3.53(±0.04)
  • クリベージ : 1方向完全
  • モース硬度 : 8
  • 靱性 : 不可
処理
ブルー・トパーズ、ピンク・トパーズは、一般的に処理を施されています。
インペリアル・トパーズは、比較的処理はされていません。インペリアル・トパーズを加熱処理すると、ピンク・トパーズになります。
宝石鑑定士の目線(鑑別ポイント)
鑑別特徴として「2種あるいはそれ以上の混和しない液体インクルージョン」が観察できる場合があります。*混和しない液体とは、水と油のように混ざり合わない液体のこと。

ご自身で宝石を楽しむためのアトリエトントンからのアドバイス

シトリンと混同しないよう気を付けてください。

透明度が高く、品の良い色を選ぶといいでしょう。

お手入れ
トパーズの普段のお手入れは、布で乾拭きするだけでも十分です。
汚れがひどく洗浄する場合は、排水溝に流さないよう洗面器にぬるま湯をためて、やわらかい歯ブラシなどで優しく洗って下さい。
また褪色しやすい宝石ですから、日光や蛍光灯の紫外線にさらさないように気を付けましょう。
  • 超音波洗浄機 : 不可
  • 化学薬品 : 不可
  • 温度変化 : 不可。高熱で色が変化することがあります。
  • ぬるめの石鹸水 : 安全

トパーズは1方向完全なクリベージをもつ割れやすいデリケートな宝石です。他の宝石とはぶつからないよう、また落下による衝撃にも十分注意が必要です。

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