自分で作る、手作りスピーカーボックス
ある日見かけた雑誌で、自分で作ったスピーカーで「メーカー製の高級品に引けを取らない音が出る」という、夢とロマンにあふれた記事を発見!
趣味のオーディオには、資金力が必要…。スピーカー一本で何十万円もします。しかし、「自作スピーカー」なら、お小遣いの範囲でも充分楽しめると思い挑戦です!
このページでは自作スピーカーといっても、スピーカー・ユニット(音の出る部分)は作りません。スピーカー・ユニットは市販品を使用して、スピーカーBOX(エンクロージャ)を製作します。
多種多様のスピーカー
スピーカーのユニット数とエンクロージャは、目的によって変わります。
それぞれメリットとデメリットがあり、どのタイプにするかが悩ましいです。
- フルレンジ
- 初めての自作スピーカーには、フルレンジを1つ取り付けたスピーカーが簡単。フルレンジは1つのスピーカー・ユニットで高音から低音までの全域をカバーします。
- フルレンジのメリット
- 1カ所からしか音が出ないので、バランスが良くて聞きやすいと人気があります。
- フルレンジのデメリット
- しかし、高音のトゥイーターや重低音のウーファーで再現できる高音と低音は出ません。
- 2wayや3wayタイプ
- 高域用のトゥイーターと、低域用のウーファーを使った2wayや3wayタイプの場合、予算も増えます。トゥイーターとウーファーを繋ぐ、ネットワークも必要。
- エンクロージャ
- よく見かけるのは、バフレスと呼ばれるエンクロージャ。
- バフレス
- 密閉型
- バックロードホーン
スピーカーユニットの数とエンクロージャを決める - 作りのコンセプト
今回はスピーカー作りは、雑誌の記事に触発されての挑戦。「フルレンジユニット1つで、信じられないような低音を再現するバックロードホーン」を目標に頑張ります。
しかし、予算と設置場所には制限があります。低予算と良い音の両立は難しいと思いますが…、良い音が出るように丁寧に作業して手作りを楽しみます!
チャレンジする方はご自分でも調べて、自己責任で手作りを楽しみましょう。
自作スピーカーの設計図を作り、材料となる板を準備
- スピーカ作りの参考資料を集める
- バックロードホーン型は、スピーカー・ユニットの後方から出た音の低音を前方に戻し、低音を豊かにする仕組み。
バックロードホーン・スピーカーのBOX内はまるで迷路。
ホーンと呼ぶだけあり、スピーカー・ユニットから、音の出口に向い徐々に広がります。 - ろいろな作成例を参考に、自分用の設計図を作る
- 大きなスピーカでは置き場所に困るので、スピーカー作りの本に参考に推奨サイズの約半分で設計。
- ホームセンター木材を購入し、設計図に合わせてカットしてもらう
- 右側の画像はスピーカーBOX1セット(右側と左側)分の材料。
組み立てやすいように、設計図を参考に各パーツごとに仕分け。
底部の組み立て
スピーカーBOXの内部を通った音の出口となる、底の部分から組み立て始めることにしました。木工用ボンドを塗り、各木材をを接着。
内部の音の通り道となるパーツの組み立て
- スピーカーBOX内部の音の通り道となるパーツの組み立て
- 設計図に基づき、組合わせる板に注意しながら木工ボンドで接着。
- 大・中・小それぞれ大きさの違うL字型のパーツが完成。
- ちょっとアレンジ1 音(空気)の流れがスムーズになりますように
- 音(空気)の流れがスムーズになるように、三角棒をコーナーの内側に張り付けます。比較のため、中央の画像の1番右にあるL字型パーツには、三角棒を付けていません。
- 100円ショップで購入した三角の木材
- はたして、三角棒を付けただけで音が良くなるものか…? 組み立て後では取り付けられないので、事前に取り付けました。効果は不明ですが、気持ちはおおいに満足。
スピーカー・ユニット取り付け用の穴を開ける
- ユニット取り付け用の穴あけ
- 使用するスピーカー・ユニットは、8cmコーン形フルレンジ。
必要な取り付け穴は直径73mm。 - 木工用ホールソー・68mm
- 大きな穴ではないので、木工用ホールソー68mmを使用。
5mmほど小さい穴ですが、スピーカー・ユニットが収まるように腹丸の木工ヤスリで調整。角を少し落とすだけでもスピーカーユニットの取り付けは可能でした。
背面のターミナル用の穴あけ
- スピーカー・ケーブルの取り回しが決まらず先送り
- 手順では、スピーカーBOX背面に取り付けるターミナル用の穴をあける予定でしたが、エンクロージャ内部での、スピーカー・ケーブルの採り回しが決まらなかったので後回し…。 左の写真は、完成後の写真です。
- 背面に、ターミナル取り付け穴をあける
- スピーカー・ユニットの穴あけとは違い、10mmのドリルで穴を開けておしまい。
- 木工用ホールソー
- 右側の画像は、今回の穴あけに使用した68mmホールソートと10mmのドリルです。
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