新潟市にある宝石鑑定士のいる小さな宝石屋さん

虹色に輝くダイヤモンド

ネフライト (NEPHRITE)

ネフライト / 鉱物名:NEPHRITE

「ジェイド」と呼ぶ宝石には、ジェイダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)の2種類があります。見た目が似ているので、1863年までは区別されていませんでした。ジェイダイトとネフライトは化学組成や屈折率、比重などの特性が異なる、別の鉱物を指します。

  • 誕生石:5月
  • 星座石:
  • 宝石言葉  : 「健康」、「繁栄」、「福徳」、「幸運」など

ネフライトの色と特徴

緑・黄色~茶色・白・灰色・黒のカラー。ネフライトの着色原因は、鉄による。

名前の由来
新大陸発見の時代、南米のインディオ達が腰に当てていたネフライトをスペイン人が見て、腎臓のような形をしていたことから「Lapis nephriticus(腎臓石)」と呼んだことが由来といわれます。またインディオ達が、ネフライトには腎臓の病気を治す力があると信仰していたことがヨーロッパに伝わって、名前が付いたとも言われます。斧などを作るのに使われたため、Axe Stoneと呼ばれることもあります。
和名
軟玉(なんぎょく)。ジェイダイトよりも少しだけ軟らかいことから、相対的に「軟玉」と呼ばれます。
ネフライトのものがたり(歴史やエピソード)
中国では13世紀にジェイダイトが発見されるまで、ネフライトが最高の宝石とされていました。ヨーロッパでも16世紀末に南米からジェイダイトがもたらされるまでは、ジェードと呼ぶ宝石はネフライトのことでした。
宝石鑑定士の目線(鑑別ポイント)
宝石に光を当てて、繊維が絡んでいる角度を調べてみましょう。124度の角度で繊維が交差していたらネフライト、93度ならジェイダイトです。

ネフライトの鉱物データ

ネフライトは、アクチノライトとトレモライトの繊維状結晶が集合したもの。
靱性が強いことで有名。

  • 化学組成 : Ca2(Mg,Fe)5Si18O22(OH)2
  • 結晶系 : 単斜晶系
  • 光学特徴 : AGG(DR)
  • 屈折率 : 通常1.61
  • 紫外線蛍光 : 不活性
  • 色因 : 一般的に鉄
  • 比重 : 2.95(+0.15、-0.05)
  • モース硬度 : 6~6.5
  • 靱性 : 卓越
処理
染色、ワックス含浸など。ネフライトをジェイダイトに見せるために染色処理されることがあります。
お手入れ
布で乾拭きするだけでも十分です。
洗浄する場合は洗面器にぬるま湯をため、洗剤をつけた歯ブラシ等で優しく洗ってください。
  • 超音波洗浄機 : 通常安全
  • ぬるめの石鹸水 : 安全

靱性が強いので、多少ぶつけても割れたり欠けたりしにくいですが、傷は付きますので取扱いには注意が必要です。

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