ガーネット Garnet
ガーネット・グループ ガーネット(共通項目)
ザクロの実のような赤い宝石が有名なガーネット。ガーネットと言えば赤色の宝石と思われがちですが、多様な色があります。
元素成分は異なり結晶構造が似た、等軸晶系で珪酸塩化合物の鉱物グループの総称をガーネットと呼びます。ガーネットグループの中で、宝石として主な種類をご紹介します。
- 誕生石 : 1月
- 星座石 : みずがめ座
- 宝石言葉 : 「真実」「友情」「勝利」
- ガーネットの色と特徴
- ガーネットグループに属する宝石は、赤、ピンク、橙、黄、緑、紫、茶など、色とりどり。ただし青色はありません。デマントイド・ガーネットは、光の分散度がダイヤモンドよりも大きく、光沢があり華やかな緑色に輝きます。暗い赤色のガーネットを好まれない方も、多彩なガーネットを見たら考えが変わるかもしれません。
- 名前の由来
- ラテン語で種子や穀粒を意味する「granum」、ザクロを表す「granatum」が呼び名の由来と言われます。色と形がそっくりなザクロの実を見れば、ガーネットがザクロ石と呼ばれるのも納得です。
- 和名
- 柘榴石(ザクロイシ)
- ガーネットのものがたり
- かなり古い時代から親しまれており、旧約聖書に名前が登場します。有史以前の埋葬場所からガーネットのビーズが発見されたことも、身近な宝石であったことの証でしょう。宝石としてだけではなく工業用として、ガーネットは紙ヤスリなど研磨剤の原料としても利用されています。
- 宝石鑑定士の目線
- ルビーやスピネルと見分けるときには紫外線が有効です。
同じような赤い石でも、ガーネットは紫外線蛍光性がないので、簡単に見分けられます。ただし、グロッシュラーライトには紫外線に反応するものもあり。 - ガーネットならではの特徴的なインクルージョン
- デマントイド・ガーネットには、ほかの緑色の宝石には見られない特徴的な「ホーステール(馬の尻尾)」インクルージョンを見かけることがあります。
グロッシュラーライト・ガーネットの変種のヘソナイト・ガーネットは拡大すると熱波状、または糖蜜状(水にシロップを入れた時のようなモヤモヤ)の内部を見ることができます。 - ガーネットinダイヤモンド?
- ごく稀にダイヤモンドの結晶の中に、インクルージョンとしてガーネットが入っていることがあります。1月生まれの方も、ガーネット入りダイヤモンドは大喜びでしょうか?
- 処理
- ガーネットの仲間は、加熱処理などの手を加えない天然のままでも美しいものが多く、価格も他と比べて控えめなので、安心して入手できる宝石の一つです。
- お手入れ方法
- 普段のお手入れは柔らかい布でからぶきするだけで十分です。
- 汚れがひどく洗浄する場合は、排水溝に流さないよう洗面器にぬるま湯をためて、やわらかい歯ブラシなどで優しく洗って下さい。
- 超音波洗浄機 : 通常安全
- 酸 : 注意
- 温度変化 : 注意。急激な温度変化は避ける。
- ぬるめの石鹸水 : 安全
他の宝石とぶつけず、また強い衝撃は加えないように注意しましょう。
- アイオライト
- アクアマリン
- アメシスト
- アレキサンドライト
- エメラルド
- オパール
- ガーネット
- コランダム
- サファイア
- ジェイダイト
- スピネル
- ダイヤモンド
- トパーズ
- トルコ石
- トルマリン
- ネフライト
- ペリドット
- ベリル
- ムーンストーン
- ラピスラズリ
- ルビー
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