ダイヤモンドのお手入れと注意
お手入れしないと、輝くエクセレントもグッドクラスに・・?
プロポーズで贈られた婚約指輪のダイヤモンドや自分へのご褒美のジュエリー、カラーやカットにこだわった思い出のダイヤモンドも、お手入れをサボると少しずつ輝きを失います。
- 輝きが減ったかな?と思ったらクリーニングしましょう
- ダイヤモンドは触れただけでも油(皮脂やハンドクリーム等)が付着します。日々の使用で油分が付着するとホコリやゴミも付着し、徐々にダイヤモンドは曇ります。
- 汚れたと感じた時は、柔らかい静電気防止の布で優しく拭くか、洗面器にぬるま湯をためて、中性洗剤でやさしく洗浄します。柔らかいブラシなどを使い丁寧にダイヤモンドの裏側の汚れも落としましょう。
- クリーニング前
- ダイヤモンドの裏側(パビリオン部)に汚れが付着し、ダイヤモンドの美しさが損なわれています。
- クリーニング後
- 洗浄時は、裏側(パビリオン部)を重点的に綺麗にすることで、ダイヤモンドのキラキラと透明感がよみがえりました。
- 危険な洗浄方法 流しや排水溝の上での流水洗浄
- ダイヤモンドをセットした金属が変形した事に気づかずに洗浄して、ダイヤモンドが指輪から外れて排水溝に流されたら、悔やんでも悔やみきれません。
シンク等での流水洗浄は厳禁です!
引っかき傷と化学薬品には強く、衝撃と高温の炎が苦手なダイヤモンド
ダイヤモンドは耐久性に優れ、ダイヤモンド以外では引っかき傷もつかず、長年美しい輝きを発します。
ダイヤモンドは強いので、他の宝石より安心して普段使いできますが、お掃除やスポーツ、力仕事の時にはジュエリーを身に着けるのは控えましょう。
ダイヤモンドを留めた金属の枠が強い力で変形して、気が付いた時にはダイヤモンドが枠から外れて無くなっているかもしれません。
- ダイヤモンドが割れるって本当?
- ダイヤモンドにある一定の方向から強い衝撃が加わると割れることがあります。これは劈開(へきかい)と呼ばれる性質によるものです。
- ダイヤモンドの耐久性って何?
- 耐久性とは、化学薬品(除光液、ヘアスプレー、重曹、漂白剤、アルコール、ガソリンなど)に対して、変化しない強い耐久性があります。ダイヤモンドは耐久性があるので、上記の薬品がダイヤモンドに付着しても 、中性洗剤で洗い流せば大丈夫です。
- ダイヤモンドは燃えるの? 高温の炎に注意
- ダイヤモンドの成分は炭素です。高濃度の酸素中で800℃以上に加熱すると燃えようです。実際に高温下で表面が白く濁ったダイヤモンドを見た時は、ダイヤモンドとは思えない不透明さで全く美しくありませんでした。
- 一般的な日常生活では注意する必要はないと思います。
- 保管時の注意! ダイヤモンド同士をぶつけない
- ダイヤモンドは耐久性があるので、それほど神経質になる必要はありません。しかし一番の注意点は、他のダイヤモンド(ジュエリー)と接触させないこと。硬度の高いダイヤモンドであっても、ダイヤモンド同士をぶつけるとキズ付く場合があります。ジュエリーボックスでの保管がおすすめです。
- 親油性と疎水性 ダイヤモンドは揚げ物大好きでお風呂は嫌い?
- ダイヤモンドは、油と馴染み水を弾く性質をあわせ持ちます。ダイヤモンドの油と馴染みやすい性質を「親油性」、水を弾く性質を「疎水性」と呼びます。
- 鉱山では、ダイヤモンドの油と馴染む性質を利用して、採掘した岩石とダイヤモンドの原石を、油(獣脂)を塗ったベルト(グリースベルト)の上で選別します。
- また、ダイヤモンドに水滴をたらして観察し、水の弾き方でダイヤモンドかどうか見極められると聞いたことがあります。私はこの方法で鑑別したことはありませんが…。
注意事項をお伝えしましたが、ダイヤモンドはとてもタフで扱いやすい宝石です。身に着ける機会を増やして、タンスのこやしにならないことを願います。
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日頃のお手入れ方法と注意
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クラリティの選び方
カットは輝く研磨の
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カラー グレーディング
内部特徴を判定する
クラリティ グレーディング
1/100ct まで計測する
キャラット ウェイト
プロポーションを判断する
カット グレーディング
ダイヤモンドに興味を持ったら、気軽に質問してください。
ダイヤモンド選び・婚約指輪選びで迷われたら、お気軽にお問合せください。気になることは何でも気軽に質問してください。 納得できる品質・価格のダイヤモンドが手に入れられるよう、お手伝いいたします。
アトリエトントンで顕微鏡を使って、ダイヤモンド内部のミクロの世界を覗いてみませんか? ショーケース越しに眺めていても気が付かないダイヤモンドの魅力や不思議さに出会えるかもしれません。