銀をいぶす
完成したシルバーアクセサリーに、燻(いぶし)加工をします
シルバーは硫化水素に反応して、黒茶色に変色する性質があります。
何もしなくても大気中の硫化水素で徐々に変色しますが、最初から黒くして風合いを出す「燻(いぶし)」という手法があります。
- 体験料金:無料
- いぶし加工は、スタンプリングや荒らし仕上げなど、凹凸のあるデザインのシルバー製品に有効です。凹んだ部分が黒くなるので、文字が読みやすく、デザインにメリハリがでます。
- 所要時間:20分程度
- 追加料金は必要ありませんので、気軽にチャレンジしましょう!
- 以前アトリエトントンで指輪を手作りされた方も、ご希望であればいつでも、無料でいぶし加工いたします。
数分で指輪が真っ黒に変色! -いぶし作業工程-
- 銀の燻作業の準備
- いぶし加工には、いぶし液(原液)と小さな容器、70度程度の温水の3点を用意します。シルバーリングはいぶし加工の前に洗剤等で洗浄し、汚れと油分を落とします。
- いぶし液をいれる
- 温水にいぶし液の原液を1~2滴入れて良くかき混ぜます。明るい黄色の液体の完成とともに、硫黄温泉の香りがただよいます。必ず換気の良い場所で作業しましょう!
- いぶし液に漬ける
- 指輪をいぶし液に入れると、すぐに変色します。指輪を液に入れ、10秒程度の画像です。かなり変色しています。希望の黒さになったら、指輪を取り出し水洗いします。
- 数十秒で真っ黒に変化!
- 液から取り出して水洗いが終わった状態の指輪です。苦労して磨き上げた銀色のピカピカ指輪が真っ黒に変わりました。これから表面を磨いて、いぶしを落とします。
- 研磨剤を付けて磨く
- 研磨剤を付けた布で全体をゴシゴシ磨き、黒く変色した表面をピカピカの銀色へと戻します。文字を打ち込んでへこん部分は磨けないので、黒いまま残ります。
- いぶしの比較
- いぶし加工をしたシルバーリングと、いぶし加工前のシルバーリングの比較です。いぶし加工後は黒い文字がはっきり目立ちます。好みに合わせてお選びください。
- 自然に光沢を失い、黒く変色してしまう銀の性質
- 銀(化学組成:Ag)は、空気中の硫化水素や二酸化硫黄などと反応して、表面に硫化銀(Ag2S)を作り黒く変色します。この現象を、銀の硫化(りゅうか)といいます。
- 勘違いされやすいですが、鉄のように空気中の酸素と反応する酸化(サビ)とは異なる現象です。
- いぶし加工の可能なデザインについて
- 凹凸のあるデザインのシルバー製品に有効です。
いぶし加工後に指輪全体を磨いて、白く光る部分と黒くいぶされた部分の対比を楽しむものです。
凹凸のない甲丸リングや平打リングにいぶし加工をするのは無意味です。 - お申し込みについて
- ペアリング作りや体験コースのご予約の際、または体験当日にお申込みいただいてもけっこうです。
いぶし加工のみのご予約は、手作り体験の予約が入っていなければ、当日のご連絡でも承ります。大変お手数ではございますが、いらっしゃる前にお電話で空き状況をご確認ください。 - お申し込み・お問い合わせはメールまたはお電話025-275-6257にてお願いいたします。
- 見学について
- どんなリングができるのか?初めてでも作れるか?工房の様子は?、様々な疑問があると思います。見学も大歓迎です。気軽にお越しください。
仲良しのお友達や恋人と手作りに挑戦しませんか?
アトリエトントンの手作り工房はゆっくり手作りを楽しめるように1組の予約制です。
おひとりも、おふたりも、お友達やご家族3~4人まで一緒に手作りできます。お申込前の見学も大歓迎! 気軽にご連絡ください。ご予約&お問い合わせは、お電話かメールにてどうぞ。