彫金工具とシルバークラフトに使う道具
アトリエトントンで使用する彫金工具のご紹介
熔解作業で使う道具
- 銀の地金
- シルバーアクセサリー作りに使用す銀地金。貴金属店や彫金工具店で手で購入できます。
Silver925や950は、板や線のなどの既製品が用意されています。板であれば薄くなるほど、線であれば細くなるほど割高。既製品に無いサイズは、オーダーで作ってもらうか、自分で熔かして用意します。
- ブローパイプ
- ガス(都市ガスやプロパンガス)にエアーポンプで空気を送り、強い火力を得る道具です。大きな炎とゴーという音で迫力があります。熔解やロウ付け作業で使います。小さなロウ付けでは、カセット式のガストーチで十分ですが、熔解作業にはブローパイプがあった方が楽だと思います。 火器の使用には十分注意しましょう!
- エアーポンプ
- 上の画像は、昔ながらの「ふいご」、別名「たぬき」です。足で踏んで空気を送ります。アトリエトントンでは、ホームセンターにある家庭用のエアーポンプを加工して使っているのですが、彫金用ほど素敵ではないので「ふいご」の画像にしました。ふいごで火力を一定に保つには熟練が必要。彫金用のコンプレッサーが便利で安心です。
- 耐火レンガ
- 耐火レンガと石膏ボードは、火を扱う作業の作業台に使用します。耐火レンガと石膏ボードは、火を扱う作業の作業台に使用します。
- 熔解用るつぼ
- アクセサリー作りに必要な材料の銀を、皿チョコやカーボン製の熔解皿に入れて溶かします。熔解皿の中で溶けて湯と呼ばれるようになった地金を、湯取りばしであけ型まで運びます。 地金の切り屑や、削った粉地金は、熔かして固めて再生できます。普段から地金屑に不純物を混ぜないよう注意しましょう。
- あけ型と熔解棒
- あけ型には、縦型と横型があります。あけ型は事前に、手で触れないくらいまで温めます。個人的には、横型が楽です。あけ型が無ければ、皿チョコで銀地金を溶かし固まらせ、ホウ砂が固まる前に取り出します。黒鉛棒は、湯(溶けた地金)の撹拌と酸素の吸収(脱酸)に使います。また、ホウ砂に混ざった不純物をホウ砂ごと絡め取ります。
- 安全対策
- ガス溶接(ロウ付け)は、シルバーアクセサリー作りに欠かせない作業です。
シルバーアクセサリーのロウ付けは、カセットタイプのハンディバーナーで手軽にできますが、安全対策をきちんと行って作業しましょう。 - 火災や爆発などの事故防止のため、ガス溶接技能講習の受講もおすすめです。
正しい知識を身に着けて、安全にモノづくりを楽しみましょう。
鍛造作業で使う道具
- 溝付きロール
- 上下についたローラーで地金を挟み、圧延する手動の機材です。 棒材や板材を、少しずつ何度もローラーにかけて希望の厚さに延ばします。大きなハンドルが回りにくくなったら、締めすぎかなまし不足です。厚さが半分になるか、長さが倍になったらなまします。延ばす方向は一定にしましょう。
- 金床と木台
- 地金の鍛造作業には欠かせない金床(かなとこ)と木台(もくだい)。木台の材質はケヤキで、どっしりと重く安定感があります。 アトリエトントンでは、女性の方にも鍛造体験をしていただくので、鍛造作業の際は、ジーンズなどのズボン姿で木台を足で挟むとより安定してたたけます。
- 金づち、からかみづちなど
- 金づちを使うときは、たたく姿勢と金づちを打ち下ろす強さの加減が重要です。打ち下ろした時に返ってくる反動をうまく利用しながら地金をたたきます。
アトリエトントンでは、8分のからかみを使います。一番手前にある金づちが、体験で使っていただく8分のからかみづち(別名のべづち)です。
仲良しのお友達や恋人と手作りに挑戦しませんか?
アトリエトントンの手作り工房はゆっくり手作りを楽しめるように1組の予約制です。
おひとりも、おふたりも、お友達やご家族3~4人まで一緒に手作りできます。お申込前の見学も大歓迎! 気軽にご連絡ください。ご予約&お問い合わせは、お電話かメールにてどうぞ。